デキる!伝わる!話し方――速効!かんたん!
-
- ¥500
-
- ¥500
発行者による作品情報
職場の人間関係でお困りのあなた。取引先で交渉に行き詰まったあなた。クレームを抱えて悲鳴を上げているあなた。そんなときは本書を手に取ってみてください。本書は、人間関係やセールスプログラム教育研修の第一人者として活躍中の著者によるコミュニケーションスキル本。膨大なスキルが詰め込まれた本書は、必要なときに該当箇所を参照するだけで役に立ちます。もちろん通読すればスグに使える幅広い知識を、あなたは手にすることができます。
章ごとに順を追って紹介すると、第1章では人間関係の悩みに迫るべく人間心理を「人間の三大心理」「ザイアンスの法則」を用いながら解説。相手に好かれるコツも示されています。
第2章から第4章まではより良い人間関係を築くための、いわばウォーミングアップの章。人に好かれる術、聴き上手になるテクニック、上手に人をほめる方法が紹介されています。特に第4章では、心理学者マズローの有名な「欲求の階層」やカーネギーの「4つの欲望」を引用しながら人間の持つ承認願望にどのように働きかけるかが、わかりやすい言葉で説明してあります。
第5章はプレゼンテーションで悩んでいる方に向けたハウツーもの。たとえば、テーマを決めるためのカードを使ったポイント抽出法などの初歩から、SDS法やPREP法を用いたシナリオ構成など実用的な方法を網羅。加えてプレゼン発表時の声の出し方、ジェスチャーの基本、質疑応答のテクニックなど、実践的なノウハウが伝授されています。
第6章の交渉時において必要とされる「アサーティブ(冷静・沈着)な態度」は必読の価値あり。さらに交渉を有利に進めるためのテクニックが紹介されていますが、テクニックに走るだけでは交渉相手に「不誠実」の烙印を押されかねません。そうならないためにも、本章を読めばテクニック以前の理論も身につきます。
会社などの組織に属していると、クレーム処理はイヤな仕事の筆頭です。ところがクレームこそが「感謝すべき情報」だと、著者は言いきっています。その「謝罪」に必要なテクニックが書かれているのが第7章。「相手の言い分を徹底して聴く」から始まる大人の対応ノウハウが整理されています。
第8章は「説得」について。説得の大原則は「しゃべるより見せろ」。説得で見せるものとは、証拠であり信用です。ほかに「橋渡しの言葉の使い方」「反論対策のクッション話法」など、スキル満載です。
本書は、コミュニケーションスキルの基本のキを幅広く学べる1冊です。