データリテラシーとの格闘
身の回りの「データ」に対する見方が変わる!
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Publisher Description
本書では、データリテラシーの重要性とその向上方法を個人および組織の二つの観点から詳しく解説しています。
まず、個々のデータリテラシーの向上について、データの正しい理解と活用方法を詳細に説明します。データリテラシーはビジネスパーソンにとって必須の能力であり、効果的なデータ活用のためには先行指標を設定し、そのデータを基に競争優位を確立する方法を学びます。また、個人が課題に基づいたデータを収集し、新たなデータを創造することの重要性についても触れています。
次に、組織全体のデータリテラシーを高めるための具体的な方法について解説します。データアクセシビリティ、双方向的なデータ組織、データカルチャーの育成を柱とし、データ管理や組織基盤の整備について取り上げます。組織内データの管理・統合には、ETLツール、データウェアハウス、データメッシュなどの活用が効果的です。
続いて、データプロジェクトの実施と展開について述べています。組織内でデータプロジェクトを開始し推進するためには、BIツールの導入やスキル向上が鍵となります。また、チャンピオンの育成や社内コミュニティの活性化を通じて、データプロジェクトの横展開を目指し、経済的かつ組織的なアプローチが企業のデータカルチャーを強化し、データドリブンな意思決定を促進します。
最後に、データアクセシビリティの向上について、具体的な事例を紹介します。通信系商材の販売レポート作成業務の自動化を通じて、データの収集から加工、可視化までのフローを効率化し、業務を大幅に改善したプロセスについて説明します。従来の複雑な手作業に依存していたデータ加工フローを、Tableau Prepで自動化する事例が取り上げられています。
本書は、個人および組織がデータリテラシーを向上させるための実践的なアプローチを提供します。
【目次】
第一部 データリテラシーの理解と向上
1章 なぜデータリテラシーなのか
2章 データ組織のプロジェクト事例
3章 個々のデータリテラシー向上
4章 組織のデータリテラシー向上
第二部 データリテラシーとの格闘
第二部のはじめに
5章 製造現場のデータドリブン
6章 勘と経験からの脱却
7章 残業時間の可視化
8章 データアクセシビリティの向上