トリコロールと日の丸「親日」フランスの謎を解く トリコロールと日の丸「親日」フランスの謎を解く

トリコロールと日の丸「親日」フランスの謎を解‪く‬

    • ¥1,800
    • ¥1,800

発行者による作品情報

滞仏50年近くにおよぶ知仏家の著者が、なぜフランス人はこれほど日本好きなのか。これまでほとんど指摘されることのなかった文化の深層へ切り込んでその本質を語ります。

本書の最大の特徴は、なぜ、いつからフランスは「親日」になったのか、一般的に知られている解釈とは違う理由を提示している点です。一般には19世紀後半に始まるジャポニスムの影響でフランス国内での日本文化への価値が上がったのだと考えられていますが、それはあくまで表層で、本質的には両者には奇妙に通底する奥深さがあったといいます。それがフランスの場合、ローマに支配されないカトリック国としての「ユニヴァーサリズム(普遍主義)」で、それが日本のどんなものでも受け入れることができる「なんでもあり」の懐の深い文化と通底していました。それは効率・勤勉・率直さが一番の価値を持つアメリカ的な文化とは対極にあったものとも言えます。

サブカルチャー、音楽、スポーツ、政治、ライフスタイル、言語を横断しながら、日仏相愛の秘密を探る本書は、これからの世界の中の日本の立ち位置を考える上にも示唆に富む1冊となるでしょう。

カバー画・本文イラスト=じゃんぽ~る西。



【目次】

第1章 日本とフランス、相愛の理由

第2章 日本発サブカルチャーの圧倒的威力

第3章 アメリカが大嫌いなフランス人

第4章 日仏相似の奥に潜むもの

第5省 フランス・バロックと能

ジャンル
小説/文学
発売日
2025年
3月8日
言語
JA
日本語
ページ数
189
ページ
発行者
秀和システム新社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
19.3
MB
ジャンヌ・ダルク 超異端の聖女 ジャンヌ・ダルク 超異端の聖女
2019年
キリスト教の真実 ─―西洋近代をもたらした宗教思想 キリスト教の真実 ─―西洋近代をもたらした宗教思想
2012年
疫病の精神史 ――ユダヤ・キリスト教の穢れと救い 疫病の精神史 ――ユダヤ・キリスト教の穢れと救い
2021年
キリスト教入門 キリスト教入門
2023年
女のキリスト教史 ──「もう一つのフェミニズム」の系譜 女のキリスト教史 ──「もう一つのフェミニズム」の系譜
2019年
ローマ法王 ローマ法王
2019年