ナチスの「手口」と緊急事態条項 ナチスの「手口」と緊急事態条項

ナチスの「手口」と緊急事態条‪項‬

    • 4.0 • 1件の評価
    • ¥750
    • ¥750

発行者による作品情報

自民党が、ながらく憲法に加えることを狙ってきた緊急事態条項。災害・テロ発生時への対策だというのが表向きの説明だ。しかし、首相に権限を集中させ、国民の権利を制限するこの条項に別の意図はないのか。じつはヒトラー独裁の始まりは、ワイマール憲法に書かれた同様の条項だった。憲法学界の重鎮が、ナチ・ドイツ研究の最先端をいく歴史家とこの条項の危うさを徹底的に解明する。 【目次】はじめに――「憲法問題」の本質を見抜くために 石田勇治/第一章 緊急事態条項は「ナチスの手口」――大統領緊急令と授権法を知る/第二章 なぜドイツ国民はナチスに惹き付けられたのか/第三章 いかに戦後ドイツは防波堤をつくったか――似て非なるボン基本法の「緊急事態条項」/第四章 日本の緊急事態条項はドイツよりなぜ危険か――「統治行為論」という落とし穴/第五章 「過去の克服」がドイツの憲法を強くした/おわりに――憲法の歴史に学ぶ意味 長谷部恭男/参考資料 ボン基本法における緊急事態条項及び関連条項/参考・引用文献

ジャンル
政治/時事
発売日
2017年
8月24日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
集英社/集英社新書
販売元
Shueisha Inc.
サイズ
1
MB

長谷部恭男 & 石田勇治の他のブック

憲法と平和を問いなおす 憲法と平和を問いなおす
2004年
増補新版 法とは何か 法思想史入門 増補新版 法とは何か 法思想史入門
2015年
これが憲法だ! これが憲法だ!
2013年
憲法の良識 「国のかたち」を壊さない仕組み 憲法の良識 「国のかたち」を壊さない仕組み
2018年
憲法と民主主義の論じ方 憲法と民主主義の論じ方
2016年
学問の自由が危ない 学問の自由が危ない
2021年