バトルグラウンドワーカーズ(1‪)‬

APPLE BOOKSのレビュー

「辺獄のシュヴェスタ」で連載デビューし、注目を集めた竹良実。今作「バトルグラウンドワーカーズ」では現代を舞台に、未知の生命体"亞害体"から平和な世界と人類を守るため、人知れず戦い続ける戦闘部隊"人類連合"に選ばれた兵士たちを描く。ある日、失業中の平仁一郎のもとに、外務省人類連合協力課から突然一通の手紙が届く。それは「世界を守る」謎の戦闘部隊への入隊通知だった。交通事故で自分たちの命を犠牲にして幼い平を守ってくれた父と母のため、そして必死に育ててくれた祖父母のために、胸を張れる何かを見つけようと部隊への招集に応じることに。そんな彼を待ち受けていたのは、"RIZE"という人型ロボット兵器を神経ネットワークによる遠隔操作で操り、敵と戦う命懸けの戦場だった。生真面目で、要領は悪いが正義感の強い主人公のミッション遂行の日々は緊張の連続。果たして平は生死を懸ける戦いの地で自分の生きる意味を見いだすことができるのだろうか。