パラダイムとは何か  クーンの科学史革命 パラダイムとは何か  クーンの科学史革命

パラダイムとは何か クーンの科学史革‪命‬

    • ¥1,300
    • ¥1,300

Publisher Description

トーマス・クーンという名前を知らない人でも、また科学史や科学哲学などの分野に縁のない人でも、「パラダイム」という言葉なら聞いたことがあるに違いありません。
いまや日常語として「物の見方」「考え方の枠組み」の意味で使われているこの言葉は、もともと1962年刊『科学革命の構造』というクーンの著書の中で語られたもので、「一定の期間、研究者の共同体にモデルとなる問題や解法を提供する一般的に認められた科学的業績」を意味していました。
この概念は、それまでの「科学革命は17世紀に起きた1回きりの大事件」という科学史の常識を覆す衝撃的なもので、「<科学>を殺した」といわれたほど、大きな影響を及ぼしました。
パラダイム・シフトは歴史上何回も起こり、それは社会・文化の歴史と密接な関係があるとするクーンの見方は、フーコーが人文科学的知の布置の変化を考古学的方法によって解き明かしたと同じスタンスで、「知」の連続的進歩という通念を痛撃しています。
本書は二十世紀終盤の最大のキーワードとも言うべき「パラダイム」の考え方を面白く、わかりやすく説くものです。

●主な内容
第1章 <科学>殺人事件
第2章 科学のアイデンティティ
第3章 偶像破壊者クーンの登場
第4章 『科学革命の構造』の構造
第5章 パラダイム論争
第6章 パラダイム論争の行方

【原本】
『現代思想の冒険者たち クーン パラダイム』1998年 講談社

GENRE
Nonfiction
RELEASED
2008
June 11
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
336
Pages
PUBLISHER
講談社
SELLER
Kodansha Ltd.
SIZE
2.9
MB
科学哲学への招待 科学哲学への招待
2015
大森荘蔵セレクション 大森荘蔵セレクション
2011
新視覚新論 新視覚新論
2021
科学の解釈学 科学の解釈学
2013
歴史を哲学する 7日間の集中講義 歴史を哲学する 7日間の集中講義
2016
精神医学と哲学のあいだ 木村敏が考えたこと 精神医学と哲学のあいだ 木村敏が考えたこと
2025