ブッダの実践心理学 第四巻 心の生滅の分析
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発行者による作品情報
待望の第四巻は「心路の解明」に到達!
アビダンマの中でも特に難解とされる心路のメカニズムを明快に解説!
物質エネルギーが一回生まれて滅する間に、心は十七回も生まれて滅します。第四巻「心の生滅の分析」では、刹那ごとに生滅を繰り返す「心の認識の過程」を明らかにします。
仏教では心を、「何か主体のようなものがある」と見るのではなく、「認識するはたらきである」と見ています。はたらきなので、心がずっと「あり」続けるのは、ずっと認識し続けているからです。その認識し続ける心の働きは、流れ続ける「川」や「噴水」のようなものです。川も噴水も主体があるわけではなく、流れ続けているはたらきを「川」とか「噴水」と呼んでいるだけのことです。心も川のように、一瞬も絶え間なく流れ続けて、心という認識するはたらきをし続けているのです。
アビダンマでは、その心の流れ方・認識の仕方を、「心の流れる路」という意味で、心路(citta-v?thi)と呼んで説明しています。心が瞬間瞬間、生滅を繰り返す中で、どうやって認識しているのか? 第四巻ではそのはたらきを解説していきます。