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発行者による作品情報

生徒の「自主的、自発的な参加」に基づく部活動。それはこれまで、「部活動を通した成長」「能力の向上」「友だちとの深い結びつき」など、教育的な文脈で語られてきた。

しかし、統計データや教師の声を繙いていくと、「子どもの成長のため」を免罪符に、大きな矛盾や教員の負担が覆い隠されていることが明らかになる。



教育課程外の活動である部活動は、本来教員の業務ではない。にもかかわらず、「教師が部活顧問をするのは当然」と見なされ、強制的に割り振る学校が大半。早朝から夜まで、土日も休まず活動する部活は多い。日本中の学校で行われている部活動のほとんどが、教師がボランティアで行う「サービス残業」に他ならない。

また、自主的な活動であるはずの部活動への「全員加入」を強制する、自治体・学校も決して少なくない。

法的・制度的な位置づけが曖昧なのに、子ども・教師の両方が加入を強制され、そのことに疑問を抱かない。保護者も「当然のもの」として教師に顧問として長時間の活動を求める。そのような部活動のモデルで成長していく子どもは、このような部活動のあり方を当たり前に思い、再生産していくことになる。



「教育」「子どものため」という題目の裏で何が起きているのか。統計データや子ども・教師の声の解釈から、部活動のリアルと、部活動を取り巻く社会の構造が見えてくる。ほんとうに自発的で、過度の負担のない部活動へ向かうための、問題提起の書。







●部活の加熱化を示す大会数増



●部活動は教師のやりがい搾取?



●「自主的な活動」なのに全員強制



●顧問の「無償奉仕」を求める保護者



●週三回でも「部活動の教育効果」は見込める!

ジャンル
職業/技術
発売日
2017
7月28日
言語
JA
日本語
ページ数
192
ページ
発行者
東洋館出版社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
11.2
MB

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