ベルリンは晴れているか
-
-
4.2 • 18 Ratings
-
-
- ¥2,000
-
- ¥2,000
Publisher Description
1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4ヵ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅立つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり――ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。
Customer Reviews
かゃあをは
,
最高
参考資料が大量であることが納得のできる、満足感のある本でした。兄の部屋にこの本が置いてあり、この表紙を見た時に歴史に関係する自分には合わない本だろうと思っていましたが、読んでみるとすらすらと読めました。まるで自分がその時代、その場所で共に生活しているかのように感じるほどリアルで、豆知識のうなものもあり、とても面白かったです。私の1番好きな本です。