ママレード・ボーイ 1
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3.6 • 34件の評価
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- ¥550
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発行者による作品情報
【ニッコリ笑顔の離婚宣言!?】小石川光希は、明るく元気な高校一年生。二組の両親の“入れ替え結婚”で、同居することになった松浦遊は、カッコ良いけど意地悪な男の子! ある日、遊が寝ている光希にキス!! 反発する光希だけど、遊の優しい素顔も見えてきて…どうしよ〜! 胸が高鳴るホップ・スキップ・コメディ、第1巻!
APPLE BOOKSのレビュー
吉住渉による1990年代を代表するラブコメマンガ「ママレード・ボーイ 1」。突然両親が離婚し、別の家族との共同生活が始まった女子高生・光希の戸惑いと恋模様を描く。ミステリアスだが気になる同居人・遊との、一つ屋根の下でのスリリングな恋愛というシチュエーションが物語を盛り上げる。気のないそぶりを見せながらも、時折やさしい表情をのぞかせたり、不意に距離を縮めてくる遊。思いがけず疑似家族となった彼を警戒しながらも、意味深な態度に揺れるヒロインの心の移ろいを細やかに描写している。ハンサムでスポーツ万能な少年との共同生活という、読者を魅了する要素を散りばめながらも、同時に家庭環境が恋愛や日常生活に影を落とすシリアスなシーンも描かれる本作。複雑に人間関係が交差する先の読めない展開に、強く引き込まれていく。恋のライバルの登場など王道の見せ場は踏まえながらも、すぐれた物語設定で恋愛マンガの新たな可能性を見出した作品。