メタモルフォーゼの縁側(1)
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- ¥880
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発行者による作品情報
ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。
APPLE BOOKSのレビュー
BLマンガ好きの女子高校生が初めて出会った語り合える親友は75歳の老婦人だった。世代が離れた2人が好きなものを通して心を通わせる友情物語『メタモルフォーゼの縁側』。本屋で働く17歳の佐山うららは、ある日自分の好きな作家が描くBLマンガを購入していく一人の老婦人に出会う。夫に先立たれ、書道教室を営む市野井雪は、久しぶりに入った本屋できれいな絵のマンガに出会う。『君のことだけ見ていたい』というボーイズラブのマンガに魅せられた雪は、続編を買いに行った先で店員のうららとそのマンガについて話すことに。その日から2人の友情がのんびりとしたペースで始まっていく。「ずっと誰かと漫画のお話したかったの」。年齢も立場も違うけれど、笑って泣いて好きなことを熱く話せる友人はきっと一生の友達だ。丁寧に描かれた2人のやり取り、そして優しく温かな関係に柔らかく心をつかまれる。2022年、芦田愛菜と宮本信子の共演で実写映画化。