メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット
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4.5 • 65 Ratings
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- ¥1,100
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Publisher Description
暗号名ソリッド・スネーク。悪魔の核兵器「メタルギア」を幾度となく破壊し、世界を破滅から救ってきた伝説の男は急速な老化に蝕まれていた……。戦争経済に支配された世界と、自らの呪われた運命からの解放のため、伝説の英雄ソリッド・スネーク最後の戦いが始まる。全世界でシリーズ3300万本を売り上げた大ヒットゲーム完結編を完全小説化!
Customer Reviews
yーarc10
,
愛
ノベライズというジャンルでここまでやれるのか!
すえたむ
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メタルギア4を読んで。
ゲームのノベライズ版だと思っていたがさらにディティールも深くなっており。
新たにアップデートした物語として完成していたと思いました。
最後のオタコンの語りは泣けました。
プレイヤー123456
,
生き物のようなリアリティ
伊藤計劃の本は、どれも「本そのものが物語にとって重要なアイテム」となっています。
虐殺器官はクラヴィスの、harmonyはトァンの人生を集約していて、書物として存在する必然性が物語の中に組み込まれている。同じように、この本はオタコンという人物が語る言葉の集合体になっていて、書籍として存在する然るべき理由も、重要な物語として作り込まれていました。
では、レビューとしてこの本を、どのように表現すればいいのか?
僕の答えは、「生々しい」です。
壮大な物語が、友人から語られるように綴られている。手に取り、1行でも読み始めれば、僕はノーマッドのカーゴベイでオタコンの言葉に聞き入っている、そんな錯覚に陥りました。
小島監督は、虐殺器官をとって「繊細で愛おしい」と評されています。僕は、オタコンを通して語られたメタルギアソリッドにも、同じような感想を持ってしまうのです。
繊細で愛おしくて、切ない。
この本を次に手に取るのは、オタコンやスネークに会いたい、そう思ったときです。