ヤンキー君と科学ごはん 1
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4.3 • 29件の評価
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発行者による作品情報
化学教師の蘭は担任を務めるクラスの問題児・千秋の留年回避のためマンツーマンで補習をすることになる。科学に興味ゼロの千秋に補習を受けさせるため、蘭が提案したのは“料理”で…?
APPLE BOOKSのレビュー
極悪のヤンキーだと思われている少年と理科教師が出会い、科学理論を基においしい料理を作る異色の学園グルメマンガ。幼い弟と妹と3人で暮らす高校1年生の犬飼千秋は、先生や同級生から筋金入りの悪と見なされていた。必修の化学基礎を落とすことで留年になりそうな千秋のために、補習授業をしなければならなくなった理科教師の猫村蘭は、彼がうわさに聞いていたようなヤンキーではなく、かわいい弟妹のためにご飯を毎日作るヤングケアラーであることに気付く。通常授業や補習をサボらないことを条件に、科学的根拠に基づいたおいしい「科学の料理」を補習授業の一環として行う約束をした蘭と千秋。弟妹の喜ぶ顔をモチベーションに、補習を受けながら料理の腕を上げていく千秋がひたすらにかっこいい。料理の作業、調味料一つ一つに科学的な意味があるという視点も目からうろこ。2人が作ったレシピが載っているので、どれだけおいしくできるか試してみたくなる。