ヨシノズイカラ 1巻
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4.3 • 16件の評価
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- ¥770
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発行者による作品情報
【島で書道の次は、島で漫画。「ばらかもん」ヨシノサツキ最新作!!】
どうにか生活できるほどの原稿料をもらいながら漫画家生活10年目を迎えた遠野成彦(32)。何本目かの連載作品がついに打ち切りになり、あとがない成彦に編集者が提案してきたのは、生まれ育った島の日常を描くことだった。こだわって描いてきたファンタジーとは真逆のジャンルに、成彦は反発しながらも挑戦することになるのだが…? 「ばらかもん」ヨシノサツキ待望の最新作!
(C)2019 Satsuki Yoshino
APPLE BOOKSのレビュー
「ばらかもん」や「はんだくん」などで知られるヨシノサツキが、離島で暮らすマンガ家の奮闘劇を描いた「ヨシノズイカラ」。マンガ家歴10年となる主人公の遠野成彦は、次回作のテーマで悩んでいた。そんな時、得意分野であるファンタジー作品とは全く違う、自分が育った島を舞台にした日常系マンガを描くことを担当から提案される。初めは不安な気持ちの成彦だったが、単行本化された新作「わっかもん」は重版するほどの大ヒット。成彦の今後やいかに…。マンガに一生を捧げ、「苦しみながら生んだものでなければ人の心はつかめない」と語る成彦の葛藤は、創作を志す者なら誰もが共感を覚えるはず。繊細で神経質な主人公が、朗らかな性格のアシスタントのトシ坊など、周囲の人間のおかげで少しずつ成長してゆく様子も描かれている。