ライオンのおやつ
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4.4 • 81 Ratings
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- ¥790
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Publisher Description
【本書は2019年10月に刊行した単行本に、加筆修正して文庫化したものです】人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。
Customer Reviews
なり🍙
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不思議な読後感、一年先に読み返してみます。
瀬戸内海の島のホスピス、少し不思議なアットホームな雰囲気、若くしてホスピスに入ることになった主人公の方、
食べることをキーワードとして過去との対面、これらが美しく静かで暖かく、描かれています。読み終わって大変心動かされたのを感じます。
一方、感想を書いていて、この物語に対して消化が出来ていない部分もあるのもわかりました。
人の最後がここまで美しく平穏で、周りの人とも心通わせ、全てを許し合えるのか? 憧れる物語ですが、もっと色々な意味で切なさが残るのが現実かと思います。
でも、この感情や人の死について考えさせる力があるのがこの本の素晴らしい点だと思います。一年ぐらいして読み返し再考したいと思わせる本です。
その際、星をもう一つ足すかどうか考えます。
ymnhrn
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こんな最期を迎えたい
主人公の女性が同じ世代なので、若くして余命を宣告されまだまだやりたい事があっただろうな、経験したいこともあっただろうなと我が身を重ねてページをめくりました。死について実際のところは誰にも分かりませんが、人生の最期がこんなふうならいいなと思いました。