ヴァンパイヤー戦争1 吸血神ヴァーオゥの復活
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4.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
そのルーツを知れ! 世紀を超えてよみがえる傑作――蝙蝠を思わせる黒マントの男とその配下が、極秘計画を進めるNASAの通信基地を急襲し、計画を頓挫させる。しかし、それは時空を超えた「光と闇の戦い」の序章にすぎなかった。戦いに巻き込まれた九鬼鴻三郎は、攻防のカギを握る美少女・ラミアに近づく。兆す黒マントの影。壮大な伝奇世界の扉が、いま開かれる! <全11巻>
◎「戦いを宿命づけられた二つの文明、暗躍しあう国家組織、人類史と並走して描かれる確固たる吸血鬼論。この暴力こそ伝奇小説。ここに、僕らがなくした『戦争』が蘇る。」<奈須きのこ>
APPLE BOOKSのレビュー
小説家、評論家として活躍する笠井潔による、伝奇SF小説の金字塔。各国諜報機関の争いに巻き込まれた元秘密工作員の活躍をハードボイルドなタッチで活写する。宇宙との交信を試みるNASAの極秘計画が、謎のテロリスト集団の急襲によって頓挫。その裏には蝙蝠(コウモリ)を思わせる黒マントの男が存在していた。一方、元KGB工作員の九鬼鴻三郎は、フランスのSDECEとアメリカのCIAの対立に巻き込まれ、窮地に追い込まれる。両者を出し抜くため、攻防の鍵を握る若きトップモデル、キキ=ラミアに接触するが、そこにラミアを狙う黒マントの男が現れる。彼女の体にはある秘密が隠されているのだった…。エロス&バイオレンスに彩られた痛快なアクション活劇は、吸血鬼のみならず、ムー大陸の超古代文明から日本の古神道、そして銀河系の超星間文明同士の争いと、想像を絶する物語へと展開する。全11巻となる『ヴァンパイヤー戦争』シリーズ、さらには壮大な宇宙叙事詩『コムレ・サーガ』の幕開けとなった重要作。