一次元の挿し木
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4.2 • 290件の評価
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- ¥880
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発行者による作品情報
2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作
「謎の牽引力、ストーリーの面白さは、今回これがダントツ」大森 望(翻訳家・書評家)
「古人骨のDNA鑑定が暴く驚くべき真相!」香山二三郎(コラムニスト)
「謎の散らばせ方、話の運び方も上手く、最後までぐいぐい読ませました。文章も上手い」瀧井朝世(ライター)
「文章力が圧倒的だし、魅力的な謎の提示、読者を惑わす情報を入れてくるタイミングなど、とにかく舌を巻く巧さだ」千街晶之(書評家)
「遺伝人類学を専攻する主人公の専門家らしさもきちんと書けているし、一方で“ちゃぽん”という擬音の活かし方も巧みだ」村上貴史(書評家)
「スケールが大きい陰謀劇であり、成長小説としての面白さも備えた作品。広げた風呂敷をきちんと畳み、物語の幕を閉じる技量に、自信を持って推す」川出正樹(書評家)
二百年前の人骨のDNAが
四年前に失踪した妹のものと一致!?
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく——。
APPLE BOOKSのレビュー
第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞した松下龍之介のデビュー作。大学院で遺伝人類学を学ぶ主人公の七瀬悠(はるか)は、4年前の豪雨災害で妹の紫陽(しはる)が行方不明となってから人生に絶望していた。周囲が紫陽の死を受け入れる中、その生存を信じ続ける日々を過ごしていたが、ある日、担当教授の石見崎からヒマラヤ山中の氷河湖ループクンド湖で24年前に発掘された200年以上前の古人骨のDNA型鑑定を依頼される。その解析結果が紫陽のDNAと一致し、あまりの不可解な出来事に真実を知りたいと石見崎の家に赴いた七瀬だが、そこで石見崎の死体を発見することに。さらに研究室からは古人骨と紫陽のDNAサンプルが盗まれ、石見崎の娘の真理も行方不明になっていた。七瀬は謎を解くため石見崎の姪の唯と協力することになるが、やがて古人骨をめぐる陰謀に巻き込まれていく。800体近くの遺骨が発見された曰くつきの湖として知られるループクンド湖、ギリシャ神話の怪物ミノタウロス、政財界にはびこる新興宗教…。紫陽の生死の謎から始まるスケールの大きな陰謀劇はどこに終着するのか。是非自身の目で確かめてほしい。
カスタマーレビュー
テンポが良い
DNAの研究など分かりやすく説明されており、素人の私でも飽きたりせずに楽しめた。
没入感がすごい
読み進めていくうちに、ページを進める手が止まらない。
一節一節短く構成されていて、電子書籍に慣れていない自分でも疲労感なく読むことができた。
タイトルの伏線回収がすごく、最高のミステリー。
色々な要素が絡み合い
想像し得なかった結末に行きつき、読み応えがあった