万葉秀集
万葉集の入門書
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発行者による作品情報
近代日本を代表する歌人「斉藤茂吉」名作集
精神科医としても活躍し、大正、昭和初期を代表する歌人として名高い斉藤茂吉の作品の中から推奨作品を4作収録。
生涯に全17冊の歌集を発表し、全17907首の歌を詠んだ。
ただし、あくまでも精神科医を本来の生業とする姿勢は崩さず、「歌は業余のすさび」と称していたという。
収録作品「万葉秀歌」は「万葉集」の初心者向け入門書。
万葉の精神をふまえて自己の歌風を確立した歌人である斉藤茂吉が、万葉集の中から約400ほどの秀歌を選んで、簡潔にしてゆきとどいた解説をつけてくれている。
古代の日本人の心にふれることができる
名著として次の世代へ伝えていきたい一冊です。
「よるずの(万)ことのは(葉)あつめたり(集)」
◆目次
・万葉秀歌
・愛国歌小観
・愛國百人一首に関連して
・愛国百人一首評釈
◆著者略歴
斉藤茂吉(さいとう もきち)
作歌は万葉集をその精神の基盤として“短歌写生の説”を実践、“実相観入”を提唱、これを追求しつづけた。
歌集は処女作の『赤光』(大正2年)刊行より、最終の遺歌集『つきかげ』(昭和29年)に至る17冊に及び、そこに収められた作品は約14,000首(全作品数約18,000首)にのぼる。