三国志
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4.4 • 90件の評価
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発行者による作品情報
『三国志演義』と『通俗三国志』を底本に、吉川英治がイメージの翼を広げて描いた一大スペクタクル。舞台は、群雄割拠するおよそ1800年前の中国。原典とされる『三国志演義』は、黄色い頭巾をシンボルとする農民の反乱「黄巾の乱」に始まり、魏・蜀・呉の三国が晋に統一されるまでの壮大な叙事詩だが、吉川英治の『三国志』は蜀漢の軍師・孔明死後の武将・魏延による謀反までが描かれる。特派員として日中戦争に従軍し、中国大陸の悠久の歴史に胸を打たれた体験が、吉川に『三国志』執筆の意欲をかき立てたと言われる。新聞小説として1939(昭和14)年に連載が始まり、1943(昭和18)年に連載終了。その後、多くの出版社から単行本化され、『宮本武蔵』『鳴門秘帖』などに並んで吉川英治の代表作のひとつとなっている。
APPLE BOOKSのレビュー
日本における、三国志文学の金字塔。紀元2世紀後半から3世紀にかけて、激しい勢力争いの末に、中国が、魏、呉、蜀の三つの勢力に分かれた三国時代。3勢力の一つである蜀の劉備と義兄弟である関羽、張飛、天才軍師諸葛孔明の活躍を描きながら、董卓、曹操、袁紹、孫権といった群雄たちにもスポットを当てた歴史小説。少年時代に物語としての『三国志演義』に触れ、日中戦争時に従軍記者として中国を訪れた著者だからこそ描ける、雄大な情景と臨場感。戦時中の新聞連載でありながら、現代人にも読みやすい語り口は、長く読み継がれる理由の一つといえる。敵役の曹操を果断な改革者として描き、諸葛孔明への憧憬(しょうけい)がより際立つなど、中国での三国志のイメージとは独立した、オリジナルな解釈で構成されているのも特徴。しかし、日本人にとっての三国時代のイメージは、この小説に描かれたことがまず入り口といえるほどに浸透している。マンガ、ゲーム、ドラマ、映画、ウェブ媒体など、どのメディアで三国志に触れても、そこには少なからず吉川版の影響がある。不朽の名作だ。
カスタマーレビュー
普通に最高
普通に最高です。読んで頂ければ分かります!