三國連太郎、彷徨う魂へ
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- ¥1,600
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発行者による作品情報
日本映画史に燦然と輝く孤高の役者・三國連太郎。
彼が死の淵まで語っていたすべてを、長きにわたり付き合いのあった著者が描きだす。
「批判や中傷を恐れたことは、今日まで一度もありません。
むしろ、人生に余裕を感じることのほうが、僕は怖い。
苦しみの中をのたうちまわりながら、自身と対峙していかないといいものはできない。
安住してしまったら、役者はそこでお終いです。
僕はこれから、もっともっと泥だらけになりたいと思ってます。」
三國連太郎の人生は、彼の思うままだった。
彼は役者である自身を、何より、誰より、強烈に愛していた。
「演者として立てなくなった時点で、三國は半分死んでいるんです。
だから、僕は、彼を半分看取っていた。」-佐藤浩市
目次
第一章波瀾を歩く
第二章「愚劣なもの」の記憶
第三章父のこと、母のこと
第四章「五社協定違反第一号俳優」
第五章居に生きる
第六章鉄の意志
第七章セックスほど滑稽なものはない
第八章死の淵より
第九章浩市
あとがき