不倫 不倫

不‪倫‬

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    • ¥880
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発行者による作品情報

不倫は危険です。ひとたびバレれば、容赦なくマスコミやネットでバッシングされます。有名人でなくても、社会的信用や家庭を失い、慰謝料など経済的なリスクも多大です。しかし、失うものが大きいとわかっているはずなのに、なぜ多くの不倫カップルがいるのでしょう?


近年の脳科学の劇的な進歩によって、「人類の脳の仕組みは一夫一婦制に向いているわけではない」ということがわかってきました。人類の祖先を含む哺乳類の多くは一夫多妻や乱婚でした。一夫一婦制が人類社内に根づき、「不倫=悪」という倫理観が出来たのは、長い進化の歴史から見るとごく最近のことです。今でも私たち人類の約5割は、「不倫型」の遺伝子を持っているのです。


また、私たちの生活には直接関係ないのに、有名人の不倫が発覚するやいなや「バッシング祭り」が始まるのはいったいなぜなのでしょう?


そこには、共同体の「フリーライダー」を検出して社会的制裁を加えたいという人間の本質的な欲望があります。「ズルをしておいしい思いをしている人」に敏感に反応し、そうした人を叩きのめすことが「正義」と信じて、バッシングを繰り広げるのです。バッシングには快楽がともなうという仕組みも、脳に備わっているのです。


本書は脳科学における最新の学術論文と科学的エビデンスをもとに、不倫をめぐる謎を解き明かします。興味深い動物実験、今では禁じられた危険な実験、歴史に残る不倫物語なども豊富に盛り込まれ、サイエンスに疎い読者も飽きさせません。


美人すぎる脳科学者による刺激的すぎる一冊!

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2018年
7月20日
言語
JA
日本語
ページ数
208
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
9.9
MB

カスタマーレビュー

ハニーサックル8

その通り

その通りです。実は最近、とある小さな会社から仕事を依頼され関わったのですが、その会社には責任者を名乗る男女二人の不倫カップルがおり、なりふり構わず暴走気味な行為の数々が、周囲も既知の状況下にありました。その会社で働き始めて、協力を開始した直後にそうした異変に気付き、また、実はその女性のほうから何やかやと相談を受け、他人事とはいえ、あまりに見苦しく、道徳上、あってはならないその事態に、今後の仕事もそれ以上は協力もしたくない気持ちになり、打ち切りました。不倫とは、側から見ても、やはり不毛な結果となるだけで、なんともはや、薄ら寂しい行為と感じました。人々がひしめき合う日本の地、そうした関係に染まる事などなく、まだまだ多くの出会いがあると思います。特に若い世代でそうした関係にある人達には、ある意味、バイブルとなるような一冊かと思い、サンプルの見出し文を拝見しただけでしたが、レビューとさせて頂きつつ、今回の投稿に至りました。

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