世界で一番早い春(1)
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- ¥550
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発行者による作品情報
晴田真帆は大ヒット作を完結させた26歳の漫画家。いよいよ新連載を始めるはずが、突然、担当編集の嵐に「何も描けない」と告白する手紙を送る。実は真帆が描いてきた漫画には秘密があり、彼女の心には「ある後悔」が残っていた…!!もしもあの時をやり直せるなら……。その想いが全てを変える、タイムスリップストーリー!
APPLE BOOKSのレビュー
実写ドラマ化された「宇宙を駆けるよだか」で知られる川端志季が、タイムリープを題材に描く「世界で一番早い春」。ヒロインは大ヒット作を完結させたのち、スランプに陥った人気マンガ家の晴田真帆。彼女の心には、学生時代の苦い後悔が残っていた。それはマンガ部の先輩、雪嶋周に心ない言葉を投げつけたあと、彼と永遠の別れを迎えてしまったこと。そして真帆のヒット作は、実はすべて先輩の遺した設定ノートを原案としたものだった。雪嶋先輩に生きてマンガを描いてほしかったと願う真帆は、ひょんなきっかけで学生時代にタイムリープし、運命を変えるべく奔走する。心からマンガを愛し、身を捧げるように描く雪嶋先輩の情熱と、彼をリスペクトする真帆のピュアな感情が交錯する青春ストーリー。時間が巻き戻った世界で悲しい定めを変えようとするヒロインの奮闘が、甘く切ない気持ちを呼び起こす。
カスタマーレビュー
引き込まれるストーリー展開
正直、少女漫画それも恋愛者は苦手だと思っていました。この漫画を読むまでは。
最初は、絵柄は綺麗だけど平凡で、ありふれた漫画の一つの様に見えました。
でも、何故か手に取り、読み始めていました。
そして読み進めるうちに、主人公が行き詰まったとき、挫折しそうなとき、心が折れそうなときに、なんでもない様な態度で、ハッとする言葉を掛けてくれる先輩に対する想いが、感謝と尊敬からドンドンと深まっていく様子に引き込まれ、あっという間に一巻を読み終えてしまいました。
今、私は悩んでいます。
続巻を読みたいという強い思いと、この歳で少女漫画を購入するのは格好が付かないというちっぽけな見栄が心の中でせめぎ合っているからです。
でも、多分に見栄が白旗を掲げるでしょう。
この主人公の想いの行く先を見届けたい気持ちに我慢できなくなるからです。