世界の虫を食べてみたい 幻の「ミツツボアリ」と「素数ゼミ」を追い求めて
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- ¥2,800
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発行者による作品情報
ゲテモノではなく、「文化」であり「産業」でもある昆虫食。
世界各地の食用昆虫を、筆者が現地に飛んで実食し、
さらには養殖を学んで実践した体験記。
生産・採集地に赴き、自ら食べに行かないと、その味を堪能できないものがほとんどである食用昆虫。会社員である著者がタイ、カンボジア、オーストラリア、アメリカ、メキシコ、ペルー、マレーシア、ラオス、ザンビア、中国など、世界を駆けめぐり、食用昆虫を探し、捕り、食べ、さらには養殖にチャレンジ! 旅行記・グルメ本として楽しめるのはもちろん、昆虫の生態や、文化・産業・貿易など様々な観点からの解説も掲載し、昆虫食の入門書としても活用できる一冊。
【目次】
第1章 昆虫食との出会い――「ゲテモノ」ではなく「産業」だった
1 卒論のテーマが見つからない!
2 虫を食べに、タイへ飛べ!?
3 タイには「コオロギ農家」がいた
4 実践、昆虫養殖! タイ100日生活
5 早起き必須 タイの食用昆虫巡り
6 衝撃の、カメムシ踊り食い体験
7 カンボジア・タランチュラの街
8 タガメ採集地帯とライトトラップ
9 虫食いサラリーマン誕生
第2章 ミツツボアリを食べたくて──幻の天然スイーツ?を求め、オーストラリアへ
1 魅惑のミツツボアリ
2 ミツツボアリが食べられる? 降って湧いた朗報
3 初っ端から崩れる計画! 飛行機遅延で辿り着けない
4 90分睡眠と鉱山の街
5 いざ、ミツツボアリ採集へ
6 ハズレアリもいる?
7 寝起きのウィチティ・グラブと文明の利器
8 3Dプリンタを操るアボリジニ家族とグラブ味見
9 レッツ・ミツツボアリテイスティング!
10 後日談。そしてバズる投稿
第3章 周期ゼミを追いかけろ! 北米昆虫食紀行
1 セミアイスと素数ゼミ大発生
2 221年ぶりの邂逅 13×17年ゼミ
3 セミを求めてシカゴへ凸撃
4 221年丼を作る
5 昆虫食のメッカ、メキシコのオアハカへ
6 メキシコシティの昆虫食は観光客仕様
第4章 地球ぐるっとサゴワーム食べ歩き――アジアから南米まで
1 脂がのっていて最高に旨い虫=サゴワーム
2 『昆虫食大全』をヒントに、南米ペルーのアマゾンで探してみた
3 マレーシアで棚ボタ的に出会った、 ボルネオ島のサゴワーム
4 壮観! タイのサゴワームの缶詰生産企業
5 国際協力×食用昆虫! ラオスでのサゴワーム養殖の取り組み
6 サゴワームの流通手段を探れ
7 サゴワームを求めて
第5章 古くて新しい昆虫食?
1 昆虫食とは
2 注目を集める昆虫食
3 昆虫の栄養
4 食用昆虫の輸入事情
5 昆虫産業と昆虫食
6 様々な養殖昆虫
7 美味しい昆虫を食べよう!
第6章 そして美味しい昆虫の養殖へ
1 温帯日本で昆虫養殖?
2 中国へ学びに行こう!
3 野生の親を集めに行こう
4 大豆畑で昆虫飼育! いざ国内初養殖へ
5 さあ美味しい昆虫を育てよう
<巻末付録>
実践! 昆虫食の基本ルール