中国の正体
社会主義の衣を脱いだ封建王朝
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4.0 • 1件の評価
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発行者による作品情報
櫻井よしこ氏、推薦!「中国の実相は日本人の想像を絶する。その真実の姿を、本書を通して知ってほしい。」
著者の北村稔氏は、こう語る。
中国共産党がたどった社会主義革命への道は、目標とは全く異なる社会を出現させた点において、大悲劇であった——。
本書は、清朝末期から現代に至るまでの中国の歴史を俯瞰しつつ、中国共産党がいかにして誕生し、いかにして国民党に勝利して政治権力を掌握したのか、そして今日の混乱に至った真因を解き明かしたものである。中国との向き合い方が喫緊の課題となっている今、日本人必読の書と言えよう。『中国は社会主義で幸せになったのか』を改題し、改訂増補。
◎目次◎
序章中国という悲劇
第一章虚像の中華人民共和国
第二章マルクス主義が中国に侵入した理由
第三章なぜ国民党ではなく共産党だったのか
第四章幸福になれない中国人
終章中国に社会主義は必要だったのか
APPLE BOOKSのレビュー
共産主義と市場経済を融合して急激な経済成長を遂げた中国は、実際にはいまも封建主義的体制にあるという観点から歴史学者・北村稔が中国近現代史を語る「中国の正体」。本作は2005年発刊の新書「中国は社会主義で幸せになったのか」に多くの歴史事実を補充した改訂増補版。旧版発刊以来の10年間に中国は上海万博と北京オリンピックを開催、2014年にはGDP(国内総生産)世界第2位を達成し、来る2022年には冬季オリンピック開催を控える。一方で、今後の経済の先行きを危ぶむ声も多く、深刻化する格差社会や環境問題、暴動問題など直面する課題も多い。いまだ流動的な状況にある隣国について理解を深める1冊。