中国文学の歴史 中国文学の歴史

中国文学の歴‪史‬

元明清の白話文学

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発行者による作品情報

娯楽の読書はここから始まった


エリートではなかった庶民が楽しみのために本を読み、彼らの言葉や暮らしが文字として現れるようになった時代はいつ始まり、どのように続いてきたのか。戯曲・小説の創作が大いに盛んとなった元・明期を中心に、話し言葉で書かれる文学が生まれた金の時代から近代文学の誕生につながる清代までの文学を通観する。「全相平話」「四大奇書」「三言二拍」など、当時の作品から多数のエピソードを紹介し、そこから見える社会や時代背景を一つ一つ丁寧に読み解く。今日の「読書」体験の起源を辿る、中国文学への恰好の入門書。


【目次】

第一部金・元の文学

一白話文学前史

二金の文学白話文学の誕生

三元の文学(一)曲の世界

四元の文学(二)白話小説の誕生――「全相平話」

第二部明の文学

一明という時代

二明代前期の状況出版退潮期

三明代後期の展開出版の爆発的発展と「四大奇書」の登場

四明滅亡まで多様な刊行物の出現と「三言二拍」、金聖歎と「小説」の自立

第三部清の文学――近代へ


【著者】

小松謙

1959年、兵庫県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。富山大学教養部助教授を経て、京都府立大学教授。博士(文学)。

主要著書に『中国歴史小説研究』『中国古典演劇研究』『「現実」の浮上――「せりふ」と「描写」の中国文学史』『「四大奇書」の研究』『中国白話文学研究――演劇と小説の関わりから』『水滸伝と金瓶梅の研究』『詳注全訳水滸伝(第五巻まで刊行)』(いずれも汲古書院)、『ビギナーズ・クラシックス水滸伝』(角川ソフィア文庫)などがある。

ジャンル
小説/文学
発売日
2024年
9月11日
言語
JA
日本語
ページ数
1
ページ
発行者
株式会社東方書店
販売元
Voyager Japan, Inc.
サイズ
16.7
MB
水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 水滸伝 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
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熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生 熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生
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