中央公論2024年12月号
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発行者による作品情報
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運転ミスで事故を起こしたり、インターネット動画で陰謀論にハマったり、家をゴミ屋敷にしてしまったり……。
高齢者のトラブルを耳にする機会が多くなった。
高齢単身者が増加し、うまく「老いる」ことが難しい現代。
孤独に打ち克ち、明るく生きていくヒントを探る
(中央公論2024年12月号の電子化)
== 特集 ==
「孤老」時代をどう生きるか
◆90代に入って見えてきたもの
老いは大変だけれど面白い▼黒井千次
◆「平場」の新しい出会いを積極的に楽しむ
カギは自立して自分流を貫くこと▼久田 恵
◆老後ひとり難民急増の衝撃
――始動した民間・公的サービス、個人ができる備え▼沢村香苗
◆超高齢日本の未来年表
――日常生活は劣化し、貧困高齢者は激増▼河合雅司
◆「ネット右翼になった父」を検証して
陰謀論や過激思想にはまらないための9ヵ条▼鈴木大介
◆高齢者を狙う「闇バイト」の背景
匿名・流動型犯罪グループ トクリュウの実態▼岡邊 健
◆現場で見てきた部屋、遺品、依頼主、トラブル
孤独死・ゴミ屋敷が他人事ではない理由▼小島美羽
◆〔対談〕娘と語る◎好奇心、鈍感力、本音で話す……
90歳になっても現役、親子円満のワケ▼田原総一朗×和田眞理
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【時評2024】
●国際規範から逸脱するアメリカを直視すべき時▼三牧聖子
●ノーベル経済学賞アセモグルらの制度と経済発展の理論▼牧野邦昭
●「評論家的宰相」を栄誉ある称号にできるか▼辻田真佐憲
== 特集 ==
総選挙後の重大論点
◆鍵は閉塞感の打破と第三者機関立ち上げ
大敗自民党は安倍晋三を乗り越えられるか▼牧原 出
◆中道政治は復活するか
――試される政党の「濾過」と「吸い上げ」機能▼河野有理
◆アジア版NATOは成り立たない
――「安保通」政治家が基本的理解を欠く深刻性▼神保 謙
◆政治家もメディアも解雇規制を誤解している
――問題は法ではなく雇用システム▼濱口桂一郎
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【経営学者の知的冒険】
●〔対談〕54歳差、大家と俊英の異色対談
今こそ、日本的経営の復権を!▼野中郁次郎×岩尾俊兵
●中国・新興国との競争、電気自動車(EV)……
日本製造業の「衰退論」は誤っている▼藤本隆宏
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◆旧東独3州議会を席捲したAfDの実像
ドイツ戦後体制への叛逆▼今野 元
◆『SHOGUN 将軍』米エミー賞18冠の快挙
最強の時代劇役者 真田広之が成し遂げた名誉回復▼春日太一
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【人口減少という有事】
●9月号「小池論文」で留意すべきこと
東京は本当に「ブラックホール」なのか▼中里 透
●中里論文を読んで▼小池司朗
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《好評連載》
●炎上するまくら【第96回】真打披露興行ポスターにご注目あれ▼立川吉笑
●学問と政治~新しい開国進取【最終回】戦後70年談話、左右対立を超えて▼北岡伸一
●皇室のお宝拝見【第9回】東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)▼本郷和人
●音楽には物語がある【最終回】夭折ぎらい▼小谷野 敦
《連載小説》
●地上の楽園 【第9回】▼月村了衛
●金波銀波 【第5回】▼澤田瞳子