中庸思想の源流 中庸思想の源流

中庸思想の源‪流‬

    • ¥1,100
    • ¥1,100

発行者による作品情報

九十年の人生を振り返ると、小学校低学年の頃、母から教えられた「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」の生き方が、私の人生の「芯」になっていたことを改めて確認した。

少年期から青年期にかけて左翼政治運動の渦中に身を置いたが、周囲はほとんどが極端を好む「過激」派的考えの持ち主ばかりだった。私は、彼らの跳ね上がりを抑える側に立っていたが、つねに孤立していた。政治運動における少数派の運命は、決まって悲惨である。あぶない経験もしたが、「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」の中庸思想を貫いて生きてきたつもりである。

左翼運動を卒業してジャーナリズムの世界に入ったが、ジャーナリズムの世界でも「中庸」派はつねに少数派だった。とくにマスコミにおいては「極端」派が多数派だった。しかし、私の心身には「中庸思想」がしみついていて、極端派とは同調できなかった。

孔子とアリストテレスは、私の師である。『論語』と『ニコマコス倫理学』は最も大切な原典である。(著者あとがきより)

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2024年
4月11日
言語
JA
日本語
ページ数
72
ページ
発行者
論創社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
4.2
MB
森田実の言わねばならぬ:名言123選 森田実の言わねばならぬ:名言123選
2012年
「西部邁」を語る 「西部邁」を語る
2024年
森田実の一期一縁 森田実の一期一縁
2014年