中沢啓治著作集4 ろくでなし6巻
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発行者による作品情報
クラリネットを吹き、商店の宣伝をして町を練り歩くチンドン屋の六さん。しかし彼の息子は、父の仕事に恥を覚えていた。
ある晩そのことで親子喧嘩となり、息子は家を出て行ってしまう。互いに二度と顔を見せないと決めた二人だったが、ある時、六さんは苦労して学費を稼ぐ息子を見てしまう。
息子のやつれた顔を見た父が下した決断は、親子の絆を取り戻せるのか――?