中沢啓治著作集5 『はだしのゲン』自伝
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発行者による作品情報
戦前に生まれ、原爆投下時その真下にいた著者によって描かれるのは、
倒壊し燃え上がる建物、幽霊のようになって歩くガラスの突き刺さった人びと、
戦争によって生み出される地獄の現実である。
原爆投下後の原子野を生き抜いた著者の生涯は、「はだしのゲン」そのものであった。
原爆、差別と迫害、漫画との出会い、母との別れ――
「ゲン」が生まれるまでには、幾多の怒りと、嘆きと、葛藤があった。
今の時代こそ、そのすべてを記した本書に意義がある。