久松農園のおいしい12カ月
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Publisher Description
食べることは生きること。
ひとかじりの野菜が、一口の料理が生きる力をよみがえらせる。
2人が教えてくれた本物の野菜と料理が持つ力。
【内容】
久松農園のオーナー久松達央は年間100品目以上もの有機野菜をたくましく滋味深く育てることにこだわり露地栽培する理論派の農業人。
久松がもっとも信頼する発想の料理人横田渉は毎月久松農園に通い、その日その瞬間に出会った採れたての野菜と向き合い畑から得たインスピレーションを一皿の創作料理に込めている。
久松農園を舞台に2人が求め続ける「農業と食の理想の原点」を追った1年間の記録。
【目次】
畑と料理をめぐる物語の始まり
1 Spot and Table
五月 おいしいものを食べて人は幸せになっていく
2 晩秋
十一月 深まる秋の畑に息づく熱量と知慮
3 冬
十二月 食べる人が喜ぶものを求めて
一月 冬の野菜が教えるしみじみとしたおいしさ
二月 静かな畑に重なる冬のなごりと春の準備
4 春
三月 菜の花からあふれ出る春のエネルギー
四月 五感を刺激するポップな野菜たち
5 夏
六月 ハウスのなかで育つ夏の小さな宝石
七月 酷暑が襲う栽培作業と体の疲れ
八月 気温より先に野菜が伝える秋の兆し
6 秋
九月 小雨の秋に揺れ動く葉野菜と人育て
十月 今、この瞬間も進化を続けていく二人
【著者】
角田奈穂子(つのだ・なおこ)
1963年、宮城県生まれ。東北学院大学経済学部卒業。「ピエ・ブックス」「縄文社」を経て、1992年、フリーライター・エディターに。『AERA』『オレンジページ』をはじめ、多数の雑誌・新聞・書籍の執筆・編集に携わる。2015年、企画編集・出版・PRを手がける「株式会社フィルモアイースト」設立。
【協力】
久松達央(ひさまつ・たつおう)
1970年、茨城県生まれ。1994年、慶應義塾大学経済学部卒業後、「帝人」入社。工業用繊維の輸出営業に従事。「帝人」退社後、農業研修を経て、1999年、「久松農園」を設立。現在は7名のスタッフと年間100品目以上の有機野菜を栽培し、契約消費者と飲食店に直接販売。著書に『キレイゴトぬきの農業論』(新潮新書)、『小さくて強い農業をつくる』(晶文社)。
横田 渉(よこた・わたる)
1980年、岡山県生まれ。調理師専門学校卒業後、渡仏。帰国後、「Narisawa」に5年間勤務。2007年、渡米し、ナパバレー、サンフランシスコなどの飲食店勤務を通じて生産現場と料理の距離が近い「カリフォルニア・キュイジーヌ」を学ぶ。現在は「food & design CONVEY」を料理家・松木絵美奈と運営。フードコンサルティング、イベントの料理制作、プライベートシェフ等で活動。著書に『やっぱり肉料理』(大和書房)、『男子厨房 居酒屋料理』(成美堂出版)、『THE REAL Japanese Izakaya COOKBOOK』(TUTTLE)。