乙嫁語り 1巻
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- ¥370
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発行者による作品情報
美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!
APPLE BOOKSのレビュー
19世紀中央アジア、カスピ海周辺を舞台に、さまざまな“乙嫁”=“美しいお嫁さん”の結婚模様を描く『乙嫁語り』。第1巻は、街に住むエイホン家の末子カルルクの元に嫁いできた遊牧民ハンガルー族の乙嫁アミルの物語。カルルク12歳、アミル20歳という年の差夫婦であったが、家事や裁縫をこなし、馬に颯爽とまたがり、弓矢を放つアミルの姿はたくましく、夫として妻を守ろうとするアミルの奮闘とともに、ゆっくりと夫婦の絆が深まっていく姿が描かれる。当時の文化や生活、風景の繊細かつ緻密な描写が本作の魅力であり、民族衣装や木彫り装飾、織物などの文様まで細やかに書き込んだ画は、もはや芸術のよう。作者の中央アジアへの傾倒がそこかしこに感じられる美しいシリーズ。
カスタマーレビュー
しろはさん
、
すごい
絵の描き込み具合、動物の可愛らしさ。馴染みのない地域の話なのに入り込めるストーリー。
芸術…!