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発行者による作品情報

【ぶつかりあう報道と捜査の信念!元新聞記者の著者が描く傑作ミステリ!】



千葉県下で起きた連続猟奇殺人事件。

入社2年目の報日新聞の記者・永尾哲平は事件直後の聞き込みで、被害者2人を知る不審な男・魚住優に偶然接触する。

その後、魚住は失踪。県警一課の津崎庸介も重要参考人として、魚住の後を追う。

捜査情報をつかめずに苛立つ記者クラブは県警批判を開始する。犯人逮捕の手がかりを得られない県警は、ある取引を報日新聞に持ち掛けるが――。

永尾と津崎、2人は交錯する2つの使命に揺れ動く。



▼事件持ち

自分の持ち場で頻繁に大きな事件が発生する記者を表す単語。揶揄でもあり、大きなヤマを踏めるわずかばかりの羨望も混ざっている。





警察とマスコミの双方に存在理由を問う真摯な姿勢。唸るほどの終盤の畳みかける展開。一作ごとに実力をつけてきた著者の熱量の高い力作だ。

――三橋曉さん(書評家)



なんたる臨場感、凄い!フェイクニュースはびこる今だからこそ、この作品が必要!

――内田剛さん(フリーランス書店員)

ジャンル
ミステリー/スリラー
発売日
2020年
5月20日
言語
JA
日本語
ページ数
293
ページ
発行者
KADOKAWA
販売元
Book Walker Co., Ltd.
サイズ
3.1
MB

カスタマーレビュー

nakai_s

刑事もの+新聞記者もの

いわゆる刑事ものミステリですが、刑事と新聞記者の両方の視点が交互に描かれているところが新鮮でした(視点の分量としては後者の方が少し多いかも)。2つの視点がある分、それぞれの関係者が多いので、特に読み初めは登場人物の特定に苦労します。それと、主人公2人のそれぞれの職業的倫理観の記述が多いのがちょっとだけ気になりました。
ストーリー的には、舞台となっている場所に馴染みのあることも手伝って、納得(と言うのも変ですが)しつつ読み進められました。
捜査の対象となる人物が限られているので、ある程度先の展開を予測することはしようと思えばできますが、「あれはこう言うことだったのか、なるほど」と言う伏線回収もあって、楽しめました(犯罪事件なので言い方が微妙ですが)。
刑事ものが好きな方にはお勧めです。

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