二条良基
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- ¥2,800
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発行者による作品情報
南北朝時代の関白。当初後醍醐天皇に仕えながら北朝で長く執政し、位人臣(くらいじんしん)を極める。南朝の侵攻、寺社の嗷訴(ごうそ)、財政の窮乏等あまたの危機に立ち向かい、室町将軍と提携し公武関係の新局面を拓く。かたわら連歌や猿楽を熱愛し、『菟玖波(つくば)集』を編み世阿弥を見出す。毀誉褒貶(きよほうへん)激しい複雑な内面に迫り、室町文化の祖型を作り上げた、活力溢れる生涯を描く。