五十歳の私
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3.6 • 290件の評価
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発行者による作品情報
それよりも一人で旅に出たかった――仕事を理由に松江に向かった作家が思い起こす、子どもを産んだ日、妻として母として生きた日々、そして作家になった日。苦味と選択のはざまで〈生〉を見つめる、珠玉のエッセイ。
APPLE BOOKSのレビュー
女性ならではの視点で人間関係を緻密に描き出す作家・窪美澄。女による女のためのR-18文学賞を受賞したデビュー作を収録する「ふがいない僕は空を見た」は山本周五郎賞をも受賞、映画化もされた。本作「五十歳の私」は、50歳になった作者が、作家でもなく母親でもない、一人の女性としての素顔を見せた書き下ろしエッセイ。結婚、出産、離婚を経て疾走するように過ぎ去った20代、30代を振り返る作者の言葉は、多くの女性の本音を代弁しているのではないだろうか。
カスタマーレビュー
アップルマキコ
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五十五歳の私
全くもって同じ生活。私は二人子どもいるけど二人共大学生。一人暮らし、下の子がいなくなってちょっぴり寂しかったけど、一人暮らしの気ままさにどっぷり使って、誰にも邪魔されたくない気持ちのほうが、かなり大きくなっているのを感じる日々。最近、一人暮らしに疲れた息子から「一緒に住みたい」と言われ、心のなかで「ええええええ、やだ」と思っても「考えとく」と大人の返事をしてしまった。
keronta
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五十歳の私
等身大の自分として
書いて下さる内容はとてもわかりやすくみじかに感じる内容でした。
テンポも良くて読みやすかったです。