人類の星の時間
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5.0 • 1件の評価
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- ¥880
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発行者による作品情報
避雷針の尖端に大気全体の電気が集中するように、多くの事象の充満が、きわめて短い時間の中に集積される歴史の瞬間がある。そんな瞬間は、一個人の生活、一国民の生活を決定するばかりか全人類の運命の径路を決めさえもするのである。著者はそれを「星の時間」となづけた……「初めて太平洋を見た男」「トルコによるビザンチンの奪取」「ラ・マルセイーズの作曲」「ナポレオンのウォーターローの敗戦」「ロシア革命におけるレーニンの封印列車」など運命的な12の時刻を描くツヴァイク晩年の名作。
カスタマーレビュー
kozikasan
、
伝記の最高峰
伝記というジャンルを作り上げたツヴァイクの短編伝記小説。
ツヴァイクの本が、当時各国の支配者または権力者にとても愛読されたのは彼の文章にとてつもない力をもらえるからだったと思う。
伝記の信憑性がどうのこうのという問題とは別問題で、
ツヴァイクの丁寧な描き方で情熱が、読んでる者の心を熱くする。