作家刑事毒島
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- ¥670
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発行者による作品情報
新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家兼刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが……。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ!
APPLE BOOKSのレビュー
人気ミステリー作家である中山七里が、文壇や出版業界の闇をテーマに扱った新感覚の推理小説『作家刑事毒島』。警視庁捜査一課に配属された新人刑事である高千穂明日香は、文芸新人賞に関わる編集者の刺殺事件についてのアドバイスをもらうため、出版業界に精通した刑事技能指導員、毒島真理(ぶすじましんり)を訪ねることに。この恐るべき推理力を持つ売り出し中の作家は、童顔に温和な笑みを浮かべながら冷酷に犯人を追い詰めていく元刑事だった…。そんな斬新なキャラクター設定の毒島による推理がさえ渡る本書は、小説家や編集者、作家志望者や熱烈な読者まで、出版に関わる人々が登場する五つの事件をオムニバスで収録。出版業界が抱える問題や実情を物語に落とし込み、思わず苦笑してしまうユーモアを交えて描き出す手腕は見事で、読み出せば一気にその独自の世界観に引き込まれてしまうはず。一見、現在の文壇や業界に対して批判的な作品に見えるものの、その裏側には作者本人の「小説」という芸術と文化に対する深い愛、そして、これから作家を志す人々に向けた熱いエールが込められている。
カスタマーレビュー
oreinoko
、
スカッと爽快?
刑事であり作家の設定がそもそも空想の世界観たっぷり!ストレス満杯の読者にはストーリー性も被害者、加害者も全部混ざって一刀両断❗️
現実逃避と分かってます…でも、あーっスッキリした‼️