僕が私になるために
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Publisher Description
身体的にも法律的にも女性になるために、主人公・平沢ゆうなは性別適合手術(SRS)を受けにタイへと旅立つ。しかし、女性への道のりは想像していた以上に“痛かった”!! 性同一性障害(GID)当事者の作者が男性から女性になる過程を詳細に描いた実録エッセイ!
Customer Reviews
自身に繋がりました。
僕自身、小学校の頃から少し性別に違和感を感じていたんですが、中々話す勇気がありませんでした。
今はまだ中学生ですが、親や先生に話してみるととても真摯に話を聞いてくれました。
本書を読ませていただいて、性転換をする前に必要な大切な事、入院中の不安や手術後の痛み、帰国後のことなどたくさんのことについて考えました。
前から、『自分の性別に違和感があるのはおかしいことなのかな?』などと思っていましたが、本書や様々な本を読んでいくと、『そんなことはないんだ、何もおかしくはないんだ』という事に気づかされて、とても感動しました。
本書のお陰でとても大きな自信に繋がりました。
ありがとうございます。
僕以外の性に悩まされている全ての人が、自分のなりたい姿で、誰にも批判されることのなく、楽しく生きていける世界になってほしいです。
長々となりましたがこれで終わらせていただきます。
最後に本当にいい本をありがとうございました。
心に小さな女子が居るおじさん
とても良い本に出会えました。
私自身はノーマルだと思います。
性転換手術がどの様な物か興味があり、本書を購入しました。手術だけではなく、手術前の入院から術後の経緯や痛みまで詳しく描かれており、大変興味深く読むことができました。
しかしそれよりも、性的な違和感に苛まれる方々の悩みや日本社会では認知が低くいことなど、苦労や傷つく場面が多いとの指摘にとてもはっとさせられました。
手術前の重苦しい家族会議から始まり、単身でタイ入国し、孤独な入院中に家族からの暖かい励ましがあり、そして日本帰国後には友人からも暖かく迎えられた描写があり感動しました。
以前、私がタイ旅行に行った時に、現地には女装や性転換した方が多く、社会でも自然に受け入れられており、多くの接客の場面で見かけました。当時、タイは凄いな…くらいの受け取り方でした。
しかし本書を読んで、その方達も色んな想いがあり性を変えている事に思い当たりました。
当時の私には、その方達をどこか普通の人とは違うと感じ、リスペクトする事が出来てなかったと、今、後悔と共に思い出されます。
私も含め色んな方が居て、皆が自分らしく生きられる世界になるよう願います。