僕のヒーローアカデミア 6

APPLE BOOKSのレビュー

堀越耕平が描く「僕のヒーローアカデミア」は、ヒーローになることを夢見る少年・デクを主人公にしたヒーローマンガで、連載開始当時から高い人気を誇る。舞台となるのは誰もが生まれながらに超常能力を持つ世界で、そこには能力を悪用する犯罪者「敵（ヴィラン）」、それを取り締まる存在の「ヒーロー」、そしてそのヒーローを養成するための学校がある。デクは、なぜか生まれながらに能力を全く持たない落ちこぼれだが、憧れのNo.1 ヒーロー・オールマイトに能力を授けられ、養成学校への入学を果たす。まだうまく力をコントロールできないけれど持ち前のヒーロー気質と努力でどうにか難局を乗り越えて行く等身大の主人公が魅力の本作だが、激闘の体育祭ではその他の登場人物の存在感も増した。6巻からは、体育祭の疲れを癒したデクたちが将来のためにヒーロー事務所に職場体験に行く。波乱の予感をたたえたストーリー展開にますます注目度が高い一作。