僕は雇われずに生きていこうと思った
ネットで1億円稼いで自由になった元皿洗いの軌跡
Publisher Description
『僕が高校生だった頃、父と母が突如としてパチンコに狂った。
夫婦が30年以上かけて貯めた財産は泡のごとく消えて、家には猛烈な借金督促の嵐が吹いた。
親戚から借りたお金も合わせると、借金はゆうに1000万円を超えていた。
電気やガスが頻繁に止まった。
裁判所から財産差し押さえ通告が届いた。
家がなくなると母がよく泣いた。
大学生になった僕は、学費と借金の利息を払うために、毎日アルバイトに明け暮れた。
ファミレス、100円ショップ、水産工場、レンタルビデオ店、カラオケなど。
田舎だったので時給700円前後が相場だった。
夢も、趣味も、勉強も、遊びも、恋愛も、すべてが二の次だった。
ただ黙々と単純労働をして、稼いだ金を親の借金返済にあてた。
親を捨てるほど非情にもなりきれなかった。
物質的な贅沢をしたいなんて願わなかった。
ただただ、毎日自由が欲しいと思いながら働いていた。
夢を追いたかった。趣味に没頭したかった。
同世代の友人たちのように思い切り遊びたかった。
旅行に行きたかった。不安から解放されたかった。
一度きりの人生が、ただお金のための労働で過ぎ去っていくと思うと、たまらない気持ちになった。
命が少しずつこぼれ落ちていくような気がした。』
借金まみれの家庭に育ち、時給700円で皿洗いやレジ打ちのアルバイトに明け暮れていた学生が、
藁にもすがる思いでインターネットビジネスを始めてみたら、半年も経たずに月収100万円を超えてしまい愕然。
意図せず途方もない金銭的・時間的自由を手に入れてしまった著者の、衝撃・動揺・葛藤を赤裸々に告白。
お金とは何か?自由とは何か?
ネット時代の新しい生き方を象徴する一冊。
『目次』
・はじめに
・第1部「僕の人生から就職が消えた」
・第2部「月収200万円の憂鬱」
・第3部「起業に興味のない起業家」
・第4部「燃え上がる家」
・第5部「麗しき労働の日々」
・第6部「地獄のような労働との遭遇」
・第7部「労働、この恐るべきもの」
・第8部「システムの隅っこにあいた風穴」
・第9部「僕はアフィリエイトで生きていこうと思った」
・第10部「100万円という札束」
・第11部「資本主義のてっぺんらへん」
・第12部「香港旅行中にサラリーマンの年収分稼ぐ」
・第13部「手に入れた自由な人生」
Customer Reviews
トントン拍子で進む話。
トントン拍子で話が進み、物語りとしては面白かったです。
ただ具体的な稼ぎ方などは全く書いておらず、別書で説明されているようです。