兇人邸の殺人
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。班目機関の研究資料を探し求めるグループとともに、深夜その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。さまざまな思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出の道を選べない。さらに、別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第3弾。
APPLE BOOKSのレビュー
神紅大学のミステリ愛好会に所属する葉村譲と探偵少女と呼ばれる美しい先輩、剣崎比留子が凄惨な事件に巻き込まれる『屍人荘の殺人』シリーズ第3弾となる『兇人邸の殺人』。前の2作で巻き込まれたいわく付きの“斑目機関”が関わる事件に、再び2人が巻き込まれていく。今回の舞台となるのは、“廃墟テーマパーク”にそびえる監獄をモチーフにした元アトラクション施設“兇人邸”。そこでは、数か月に1度、テーマパークの従業員の誰かが招かれるが、入ったが最後、その姿を見ることがないという情報が密告されていた。そしてその兇人邸に住む男、不木こそが40年前に斑目機関に属していた研究者だという。兇人邸で不木による重大な犯罪行為が行われているかもしれないという推測の下、屋敷に踏み込む一同だったが、その夜、見るもおぞましい首切り殺人の惨劇が起きてしまう…。出口のない兇人邸で疑心暗鬼になる人々。この恐ろしい館から脱出することができるのか、そして犯人は一体…。前作にも増して難解でホラーパニック的な現場でありながら、クローズドサークルの状況に陥った剣崎比留子の安楽椅子探偵としての推理がさえ渡り、散らばった伏線が見事に回収されていくさまは見事。
カスタマーレビュー
凄いミステリー
泣けて、面白い。
ただただ凄い
今作は泣ける。