全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
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- ¥850
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発行者による作品情報
売れ続けてシリーズ累計7万2000部のベストセラー『ほったらかし投資術』が7年ぶりに全面改訂! おすすめのインデックスファンドが一新され、もっとシンプルに、もっと簡単に生まれ変わりました。iDeCo、NISAはもちろん、2024年の新NISAにも完全対応。
カスタマーレビュー
山崎先生へ。残念ながら。。。
本シリーズは初版から全て読んでいるが、第3版は残念ながらこの評価。
まず、良い点は相変わらず極めてわかりやすい点。
全体を通じて、投資信託の名前も1つを除いてほとんど出てこないので、簡単に読める。入門書として良書なのは間違いないと思う。
一方、気になるところは旧版との矛盾とそれに伴う主張の一貫性のなさが目立ち、信頼感のない文章となっている点。
「旧版との矛盾」は、本書の中にETFを「投資信託と比べてダルい(劣る)」と読める内容があり、旧版の主張と矛盾している。
「時勢が変わっている」のはわかるが、第2版から5年、その程度で廃れる理論だったのか?
加えて、本書は日本株のウエイトを1割以下まで落とす事を「正」として解いているが、旧版のポートフォリオとの矛盾を納得感のある形で説明し切れていない。
(今は国内外の株価相関が高まっているから問題ないと言うが、今後も長期にわたって高いから問題ないと主張しているのか?国内外の相関が下がった場合は?)
誰にも将来の保証など出来ないのが投資であるが、少なくとも言ってる事がコロコロ変わるのでは信頼感がない。
本書の主張が真なら、旧版のポートフォリオ提案は、自身の理解が曖昧な状態でしていたのか?っと著者に聞きたくなる。
「著者の主張の一貫性のなさ」は私が山崎先生のファンだから気になるのかもしれないが、本書の内容は山崎先生の他書やネットのコラム記事などの主張と違う。
本書では「投資信託は1本で良いんだ!」と言う事を頑張って説明しているが、読者からすれば「どっちが本音なんだよ」と言いたくなる。
読者目線で優しい推測をすれば、山崎先生の持論は旧版と変わらず国内外50-50論なのだろうが、今作は共著という事もあって、投資信託を1本する事に拘り、苦しい説明をする事にはなったのではないか?
正直、投資信託は0本と1本なら手間は大差だろうが、1本と2本では大差はないのではないか?
山崎先生は最近、他にも映像系メディアで個別株投資の勧めなどと言って「インデックスにも問題はあって、個別株で幅広いポートフォリオを組むのが本当は良い」等の色々な主張をしている。
先生のファンとして、一度主張を整理してほしいとの思いも込めて、少し酷評させて頂いた。
先生から頂いたサインは今でも大事にしています。
頑張ってください。