六四と一九八九:習近平帝国とどう向き合うのか 六四と一九八九:習近平帝国とどう向き合うのか

六四と一九八九:習近平帝国とどう向き合うの‪か‬

    • ¥2,400
    • ¥2,400

発行者による作品情報

1989年に起きた一連の出来事が、急速に歪められ、忘却されつつある。その中心にあるのが六四・天安門事件である。
従来、「民主化の第三の波」(ハンチントン)や「国家超越的な共同社会」(M・ウォルツァー)への動きと理解されてきた〈一九八九〉は、いつのまにか「新自由主義革命」として矮小化されつつある。「民主化」ではなく「新自由主義」の確立がこの画期を特徴づけるというのだ。
果たしてそうなのだろうか――。本書はこの疑問から出発している。
「新自由主義革命」と事態を捉えた場合、30年後に緊迫化した香港情勢はどう理解すればいいのだろうか。また「紅い帝国」(李偉東)として世界に君臨しつつある習近平体制と民主化という視角なしに果たして対峙できるのか。
本書は、アンドリュー・ネイサン、胡平、王丹、張博樹、李偉東、矢吹晋、石井知章、及川淳子という、これ以上望めない世界的権威が六四と一九八九という歴史的事件に挑んだ。
その中核にあるのは、危機に瀕しているデモクラシーと市民社会の擁護である。過去のものとして暴力的に忘却されつつある両者をいかに恢復するか。その答えが六四・天安門事件にあるのだ。現代のはじまりとしての一九八九へ。

ジャンル
政治/時事
発売日
2019年
12月24日
言語
JA
日本語
ページ数
300
ページ
発行者
白水社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
2.5
MB
一八世紀の秘密外交史:ロシア専制の起源 一八世紀の秘密外交史:ロシア専制の起源
2023年
現代中国の精神史的考察:繁栄のなかの危機 現代中国の精神史的考察:繁栄のなかの危機
2023年
新全体主義の思想史:コロンビア大学現代中国講義 新全体主義の思想史:コロンビア大学現代中国講義
2019年