六法全書
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3.8 • 44 Ratings
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- ¥200
Publisher Description
「ストロベリーナイト」でおなじみのベストセラー警察小説「姫川玲子」シリーズのオリジナル短編。姫川警部補が所属する警視庁捜査一課殺人犯十一係、通称「姫川班」の中では、いぶし銀のような位置を占める中松信哉巡査部長に視点を置いた趣向が読みどころ。五日市署管内で死体遺棄事件が発生し、姫川班の五人が同署の特別捜査本部に出張る。近隣住民の通報により、古民家の住人で所有者でもある唐川由紀夫(42)が首を吊って自殺したとみられる死体がまず見つかり、さらなる腐臭を辿った結果、台所の床下で、女性の腐乱死体が発見された。女性は推定で50〜70代、死亡時期は数週間前と推定された。唐川は6年前に結婚してこの地に住みはじめたが、2年半前に離婚、農作業もしていなかったらしい。唐川は自殺か他殺か?床下の遺体は誰なのか?不可解ではあるが、小さい事件だけに、中松はごく間近で、「姫川マジック」を目の当たりにする……。
誉田哲也(ほんだ・てつや)
東京都生まれ、学習院大学卒。2002年、『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞してデビューを果たす。2003年には、長編『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。「ジウ」シリーズ(2005〜)、ドラマと映画にもなった『ストロベリーナイト』を筆頭にした「姫川玲子」シリーズ(2006〜)の二つの警察小説で一躍、ベストセラー作家として名を成し、青春小説『武士道シックスティーン』(2007)に始まるシリーズでさらに多くの読者を得た。シリーズ外の近刊に、『歌舞伎町ゲノム』『背中の蜘蛛』などがある。
Customer Reviews
ルルブルー
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短いけど濃い
短編ですぐに読み終えてしまいます。でも面白い。なるほどこういう推理で解決に導くのかと。短編でも濃いと思いました。