再生可能エネルギー技術政策論
日本特有の問題点の整理と課題・解決法
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- ¥2,200
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発行者による作品情報
地球温暖化・気候変動抑制のための温室効果ガス削減の流れ、福島原発事故がきっかけとなった欧州での原発削減、太陽光発電・風力発電の急激なコスト低下などにより、再生可能エネルギーの普及が進んでいます。これと歩調を合わすように、柔軟性の高い電力システムや電力市場の導入も進んでいます。
しかし欧米とは異なり日本では、誤った日本独特の常識・制限環境が、これらの普及を妨げています。
この本は、著者が世界と日本の再生可能エネルギーや電力システムなどの技術およびそれに関連する技術政策の動向、問題点などを論じた10本の論考を収録したものです。この分野の一人者である著者の見識・論点は、他にはない鋭いもので、この分野に興味を持つ読者にとって貴重な情報となります。
【目次】
第1章 系統連系問題の神話の解体
第2章 電力系統は誰がどのように計画をするのか?
第3章 グッドな地産地消とバッドな地産地消
第4章 風力発電が社会にもたらす便益
第5章 脱炭素の国際動向
第6章 脱炭素に向けたエネルギー貯蔵の役割
第7章 再生可能エネルギー大量導入による慣性問題
第8章 FIT制度導入後の風力発電と電力システムの現状と課題
第9章 洋上風力発電の系統連系とコスト
第10章 再生可能エネルギー超大量導入を実現する系統柔軟性