冬を迎へようとし‪て‬

明治から大正時代にかけて活躍した日本の小説家である水野仙子の作品。女子文壇の投稿仲間で、当時「浜子」の筆名を使っていた親友の若杉鳥子への書簡のかたちで、「青鞜」に誘われて加わったが、それに反撥して、その後の自分達の模索の悩みを述べている。ちなみに文中のK子さんとは今井邦子、せつちやんとは邦子の長女節子、まあちやんとは、鳥子の長女鞠子のことである。