凍る草原に絵は溶ける 凍る草原に絵は溶ける

凍る草原に絵は溶け‪る‬

    • ¥950
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発行者による作品情報

ファンタジー界に新鋭誕生! 第29回松本清張賞受賞作。


草原に額縁を立て、その中で演手たちが物語を繰り広げる──。

山羊の群れを連れて遊牧するアゴールの民がこよなく愛する芸術「生き絵」。

物語をつくる「生き絵師」のマーラは、若くして大役に抜擢される。

だが、そこに突然の災厄が……。

“動くもの”が全ての人々に見えなくなってしまったのだ。

表情も動作も伝わらないという苛酷な現実を突きつけられるマーラは、

農耕の国・稲城の街で、城を追われた奇術師・苟曙と出会う。


もはや「生き絵」は無力なのか。

アゴールの民の運命は?


「文学という古今東西、広大な地図の上に“天城光琴世界”の芽は吹いた──。

ファンタジー、SF、演劇ドキュメンタリー、ミステリー・サスペンス的な世界の反転、

CG映画のような生き絵の描写──すべてが詰まった贅沢な一冊だ」

──書評家・卯月鮎


※この電子書籍は2022年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

※単行本『凍る草原に鐘は鳴る』を文庫化にあたり改題しました。

ジャンル
SF/ファンタジー
発売日
2024年
6月5日
言語
JA
日本語
ページ数
352
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
1.4
MB