出禁のモグラ(1)
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4.6 • 62件の評価
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発行者による作品情報
大学生の真木(まぎ)と八重子(やえこ)はある日、空から降ってきた広辞苑で男がケガをする現場に遭遇する。頭から血を流しているのに救急車も警察も嫌がるこの男、何やら様子がおかしい。さらに、この男と出会って以来、真木と八重子には妙なものが見えるようになりーー。
『鬼灯の冷徹』であの世を描いた江口夏実が、今度はこの世を怪しくおかしく描く!
APPLE BOOKSのレビュー
『鬼灯の冷徹』の江口夏実が、今度は“あの世とこの世のはざま”を舞台に繰り広げるあやかしコメディ。真面目で律儀な大学生、真木と八重子が出会ったのは、落ちてきた広辞苑で流血しながら救急車や警察を拒否し、全力ダッシュで逃げる謎の男モグラ。それ以来、2人には霊やあやかしが見えるようになり、自称“仙人”のモグラと怪しい仲間たちに巻き込まれていく。ひょうひょうとしたオッサン口調で笑わせながら、時折深い闇をのぞかせるモグラが魅力的で、彼の素顔が気になってしまう。次々登場する濃厚なキャラクターたちや博覧強記の言葉選び、独特のギャグテンポも健在。モグラの過去というミステリーがどう明かされていくのか、期待たっぷりの第1巻。