出稼ぎ令嬢が騎士団長のお弁当係になった‪訳‬

エルーシャは「出稼ぎ令嬢」。弟の学費を工面するため王宮でメイドとして働く地方出身の男爵令嬢。
節約のためお弁当持参で備品室でこっそり昼食をとっていたら、新任の騎士団長フランシスに見つかってしまった。
聞けば、フランシスもその美貌のせいで「優雅に軽食をとっていそう」というイメージを守るべく、食べたいものも食べられないとのこと。
ここに、出稼ぎ令嬢エルーシャと騎士団団長フランシスの、お弁当という名の共犯関係が成立する。
貧乏令嬢の美味しい餌付けから、騎士団長の恋は芽生えて…… 出稼ぎ令嬢に舞い降りた遅まきの社交界デビュー。
エスコートしてくれるのは、がっちり胃袋を掴まれ、一方的で情熱的な溺愛を育ててきた騎士団長フランシス。
グイグイ来る執着系騎士団長と、流されるままに弁当づくりで幸せを手に入れてしまった貧乏令嬢の恋ものがたり。