切手と散歩
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Publisher Description
今から60年ほど前,切手収集がブームになっていた(昭和39年~50年代).戦前に発行された切手は別にして,現在,多くの記念切手の価値は暴落している.押し入れに眠っていた切手の整理を思い立って,整理を始めた.文化人シリーズの野口英世,森鴎外,森鴎外と脚気,新島襄とクラーク博士,新渡戸稲造,内村鑑三などにまつわる話,さらにはビタミンC発見物語など興味のある医学関係の切手を題材にして,本にしてみようと思った次第である.本書で,目を通していただきたいのが後半の部分で,戦時中の記念切手,消印付きで価値のないと思っていた普通切手を通して,日本の歴史が垣間見られたことである.特に,日中戦争,太平洋戦争と切手の関係,戦争に果たした切手の役割なども,標語印などを通して見えてきたのである.