刺青
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4.1 • 72件の評価
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発行者による作品情報
谷崎潤一郎の処女作であり、「すべて美しい者は強者である」という唯美性とそれに惹かれる人間の倒錯した欲望というその後の谷崎文学に一貫して流れるモチーフの源流となった。
元浮世絵職人の刺青師、清吉の願望は美女の身体に己の魂を込めた彫り物を入れることだった。そんな清吉の前に、ある日、夢にまで見た理想の美少女が現われる。怯える娘を麻酔で眠らせた清吉は、彼女の背に巨大な女郎蜘蛛の刺青を掘り込んでいく。そして、眠りから覚めた娘は、彫り終えた清吉に向けて妖艶な笑みを浮かべるのだった。
永井荷風が絶賛、「当代稀有の作家たることを知るに充分である」と高く評価したことで、谷崎は一躍文壇の寵児となった。
この作品には、昨今では不適切として受け取られる可能性のある表現が含まれますが、当時の時代背景、表現およびオリジナリティを尊重し、そのままの形で作品を公開します。